【TOEFL】勉強の順番

Paris / France

 

こんにちは。Togoです。

 

シカゴの写真が続いておりましたが本日はパリのエッフェル塔を。留学後のヨーロッパ旅ではパリが非常に印象的でした。

帰国後しばらくしてから、パリが忘れられず映画『アメリ』を観ました。もう、大好きな映画ですあれほんとに。何回観たんだろう。次のパリ旅は『アメリ』のロケ地めぐりを絶対しよう。と決めております。

水切りをしたサンマルタン運河。カフェ デ ドゥ ムーラン。買い物をする近所のお店。あ〜待っててモンマルトル〜。

 

 

さて、今回はTOEFL iBTの勉強の順番についてです。

なぜこんなお話をするかと言いますと、一概に4パートあるとは言え、それぞれある程度のレベルに達するまでにかかる時間というのは異なります。

時間がかかるのは先に、かかんないのは後回し。ってことですが、

ずばり先に伝えておきます。

 

TOEFL iBT の勉強始めるなら、絶対にリスニングから取り組んだほうがいい!!!

 

 

どういうことなのか。その背景にはTOEFLの試験形式にあります。

詳細は今後、各セクション(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)の対策について細かくお話しさせていただく時に説明する予定なんですが、

TOEFLを視野に入れて勉強を開始するにあたって、リスニングは絶対!!!に!!キーになる能力だからです。

 

今回は私の経験から、TOEFLに挑むにあたってどういう順番で、さらにどのような意識で勉強を進めていくのが効率的なのか、というお話しでございます。

 

 

これまで、まずはTOEICをやってみよう、とか、単語帳とは少しずつ付き合っていこう、という内容を書かせていただきました。

 

 

 

 

全てその先のTOEFLに向けたものにはなるんですが、まだ直接的にTOEFLに繋がるお話しをしていなかったんですね。今回はTOEFL色の強い回です。

一旦整理しましょ。

TOEFLの試験項目は

・リーディング

・リスニング

・スピーキング

・ライティング

ですよね?

 

んで、これからTOEFLの勉強に取り組む、となった場合に、試験順にリーディングの勉強から始める必要は当然ないわけです。つまり取り掛かる順番が効率性において重要になる、というわけです。

 

それを3点にまとめると、

習得に時間のかかる分野は最初のうちから取り組む

重要な分野は時間をかけられるように計画を立てる

同時学習が出来る分野は意識的にそのように取り組む

 

ということです。一つずつ説明していきます。

 

習得に時間のかかる分野は最初のうちから取り組む

 

試験の4分野で一番時間がかかるのはどれだと思いますか?

 

これはもちろん個人差があるとは思いますが、私は断っ然!

リスニング!!!!!!!

 

でした…

もうぜ〜んぜんダメでした。

留学中、先生方もTOEFLの相談に行くと「伸びにくい分野」「時間のかかる分野」としてリスニングを挙げていました。

 

その根底にある要素の一つとして、意図的に作らない限り日本で英語を「聞く」機会がほぼ皆無

というところでしょう。英語耳作りってしんどいんです。そこに登場した学習法。「聞き流すだけ」というものもかなり前から出てきております。

しかしですね。我々が挑むのはTOEFLでして、英会話のようにぼんやり理解できれば会話の中でなんとかなっていく、というのとは少しワケが違うんです。

 

一発勝負!重要な部分を聞き逃す度に、1点、2点と獲得できる点数は減っていく。一瞬他のことを考えていればなんのこっちゃ訳わからんところまで話は進んでいます。

しかしですね。リスニングは4択です。正答確率は1/4なんです。

逆に言えば、完璧ではなくてもしっかりと要所を押さえていれば、何となくの消去法で選択肢を削れるんです。つまり、正答確率が1/4 (25%) から1/3 (33%)、1/2 (50%) と上がっていくワケです。

1/2を外す可能性だってもちろんありますよ?単体で考えるとその通りです。しかし。はっきりとは答えがわからない問題10問を正答確率25%で答えるのと正答確率50%まで引き上げた上で答えるのでは当然最終スコアには差が出ます。

 

「ぼんやり聞き流す」ではなく、「しっかり聞き取る」

 

そのためのリスニング能力獲得には、やっぱり時間がかかる。

聞き流す英会話教材を否定しているわけでは一切ございません。それで身に付く英会話能力もあります。ただ、TOEFL iBTというのは、聞き流す訓練だけでは通用しない相手なんです。本腰入れないと倒せません。ラクして点数アップ!の気持ちは捨てて、効率的に点数アップ!の意識が大切です。

 

というわけで、時間のかかるリスニング分野の勉強は早いうちから取り組み始めましょう。

ってことでした。

 

おつぎです。

 

重要な分野は時間をかけられるように計画を立てる

 

二つ目のこちら。各セクション30点ずつで120点満点のTOEFL iBTです。

どれも同じ点数配分なら全部重要じゃん!となりますよね?

 

否!!!

 

なぜか。

答えは試験形式にあります。

  

リーディングは文を読んでそれに相当する問題に答える。

リスニングは会話や講義を聞いてそれに相当する問題に答える。

ここまではいいでしょう。

問題はここから。

なお、2019年8月から新形式となりましたので、ここではそちらの情報を記載しております。

 

スピーキング単独問題(Independent Tasks)と統合問題(Integrated Tasks)に分かれているんですね。計4問です。(旧形式は計6問でした)

単独問題は、二つの選択肢どちらかの自分の考えを喋るだけです。

例えば、ルームメイトと住むか一人で住むかどっちがいい?など。

これが1問。

 

ただし!

 

統合問題では、文を読み、会話や講義を聞き、その上で内容を要約しなさい。という問題が2問。

さらに、最後の1問はですね。大学の講義を聞いてそれを要約して具体例を述べる。

つまり、4問中3問

 

どんだけ流暢に喋れても、そもそもリスニングできなければ問いに対して何も答えられない!

 

ということです。

さらにさらに、ライティングも同様です。

 

ライティングは2問あります。これに関しては新形式でも変更はありません。

 

Task 1. 統合型問題

Task 2. 単独型問題

 

こんな問題の名前なんてど〜でもよくて、どういうことかというと、

 

Task.1 ではまず約230〜300語の英文を3分以内に読みます。その後、その英文に関連した講義音声を聞きます。何を答える(書く)かというと、英文の要点とリスニング(講義音声)の重要ポイントがどのように関係しているのかを解説するんです。

 

出ましたよ。リスニング出来なければ答えられないやつ!

 

Task.2 では自分の意見を書くだけなので、

ライティングは2問中1問

 

どんだけ芸術的で詩的な文章を書く能力を持っていたとしても、そもそもリスニングできなければ問いに対して何も答えられない!

 

つまり。

 

TOEFL iBT で点数を取るにあたって、リスニングというのは最も獲得に時間がかかり、さらに最も重要な能力である

 

と言えます。

そうなると言いたいことは①と同じですね。

他のセクションでも能力が求められるリスニング分野の勉強は、時間をかけて取り組めるように、早いうちから始めましょう。

 

では、最後です。

同時学習が出来るところは意識的にそのように取り組む

 

これはですね。「インプット」「アウトプット」という言葉を意識するとわかりやすいですかね。

まずリーディングリスニング。この2つは、問題が提示されてそれに対して4択で答えるだけなのでどちらかというとそれまでインプットしてきた能力が試されると言えます。

つまり、どれだけ単語や文法を知っているか。どれだけ速く読み進められるか。どれだけ「文章」を読む力があるか。どれだけ英語耳を持っているか。推測する能力があるか。といったところです。

 

逆にスピーキングライティング。こちらはアウトプット能力が試されます。自分の中から文章を生み出していくわけですよね。

 

考えてみてください。どんだけ時間をかけてもいいんだとしたら、

何も見ずに何かを喋れたら、それ書けません?

何も見ずに文章を書けたら、それ喋れません?

 

つまり、問題形式は違っても、アウトプットする練習、というのは共通しているわけです。

能力の話だけではなく、実際スピーキングで練習した内容 (私の場合は旅のことや野球の経験など) がそのままライティングで利用できることなんていくらでもあるんです。

 

さらに言うと、細かくはリスニングの勉強法の回で述べさせていただく予定ですが、リスニングのおすすめの勉強法の一つにシャドーイングというものがあります。

これ、英語を聞きながらその後に続いて聞いたことを同じように喋っていく練習法なんですが、リスニング能力は当然上がりますし、英語を喋る筋肉を鍛えるという意味ではスピーキングの練習にもなります。

あえてスクリプトを読みながら意味も考えていけばリーディングの練習にもなります。

やってる勉強は英語の勉強であって、各分野の勉強だけしているわけではない、ということを意識しながら進めていくことが重要です。

 

では本日のまとめです。

 

TOEFLに挑戦する上で、最も重要な能力はリスニング能力です。

にもかかわらず、獲得に時間がかかる能力なので、最初のうちから取り組みましょう。

さらに、勉強の効率性を考えた場合、順番に加えて同時進行で勉強している意識を持って、進めていきましょう。

 

 

長くなっちゃいましたね。すいませんでした〜。

 

てなわけで、またでーす!

 

 

 

 

Togo
  • Togo
  • 3年間のTOEFL猛勉強後にイリノイ大学での留学を経て帰国後は外国人患者受入れ医療機関でもある急性期総合病院に勤務。
    TOEFL iBT勉強法から、留学経験や英語にまつわる様々な情報を発信しています。

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