【TOEFL】スピーキング 単独問題対策!どう準備してどう練習する?

こんにちは、Togoです。
凱旋門からのパリはやっぱ綺麗ですねぇ。
夏に帰国し、その年の冬にパリで大規模デモが起こりました。
遠く離れた地で起こる出来事に関心を持つようになったのは、何より英語の勉強を始めたことが全てのきっかけだったなとつくづく感じます。
さて、今回はTOEFLのスピーキング問題に関するお話です。
まずスピーキング問題の概要をざっとおさらいしましょう。
スピーキングも2019年8月より新形式に変更となっております!ご注意を!
旧形式
全6問
単独問題 2問
① 個人的な嗜好
② 選択
統合問題 4問
③ キャンパス関連のトピック(リーディング+リスニング+スピーキング)
④ 専門的な話題(リーディング+リスニング+スピーキング)
⑤ キャンパス会話の問題解決(リスニング+スピーキング)
⑥ 専門的な話題(リスニング+スピーキング)
⇨ 新形式は①、⑤がなくなりました。
新形式
全4問
単独問題 1問
① 選択
統合問題 3問
② キャンパス関連のトピック(リーディング+リスニング+スピーキング)
③ 専門的な話題(リーディング+リスニング+スピーキング)
④ 専門的な話題(リスニング+スピーキング)
以前にリスニングがめちゃくちゃ重要!というお話をしましたが、それは相変わらずです。
本日はその中で、単独問題対策で注目していくべき点です。
スピーキング 単独問題対策!
① 話しやすい経験談はひたすら練習しておく
② 話しやすい方を選択する
③ 文章を作って丸暗記する練習は絶対ダメ!
なお、制限時間としては
準備時間が15秒で、解答時間が45秒です。
一つずつ掘り下げます!
① 話しやすい経験談はひたすら練習しておく
まず、スピーキング 単独問題はどのような選択問題なのかを、簡単な言い回しに変換した上で言っておくと、
・田舎か都会どっちがいい?
・ネットでの授業と教室での授業どっちがいい?
・幅広い分野から学ぶのと専門分野を深く掘り下げて学ぶのはどっちがいい?
・ルームメイトと生活するのと一人で暮らすのどっちがいい?
・学生は部活をするべきかバイトをするべきか?
などです。
二択問題の他にも形式としては、賛成/反対や仮定 (もし〜ならどうする?みたいな) の問題も出題されることがありますが、今回は単独問題の練習の際の基本的な考え方をご紹介するので、二択問題での考え方で話を進めていきます。
ここで考えるべきなのは、大抵がどちらかは経験しているというのがキーです。
みなさんの地元も大きく分けたら田舎か都会かに分けられるし
大概の人は教室での授業を経験しているでしょう。
大学や専門学校を出られた方は科目を選択した経験があるでしょうし、高校で考えれば幅広い分野を学んでいます。
一人暮らし経験や他人との共同生活の経験がなくても、話を聞いたことやみなさんが持つイメージもあると思います。
部活に入っていた方もほとんどでしょうし、学生時代にバイトを経験したこともあるでしょう。
まずはそういう、自分の経験を自分の言葉で表現できるようにひたすら練習します。
ひたすら練習というのは、スピーキング 単独問題の参考書で様々な例題が載っているので、それを使ってひたすら自分の言葉や経験談を一人で部屋で喋るんですね。
そこで私が使ったのはこちらでした。
[音声ダウンロード付き]TOEFLテスト集中攻略スピーキング
目標スコアはやや高めの本ですが、どんな問題が出るのかを知るという点では初めから利用してもいいと思います。
この練習の段階で重要なのは、
自分がよく話すテーマや経験を浮き彫りにする
ということです。
ある程度スピーキングテストでよく話す自分のトピックが分かってきたら、文法を整えたり語彙力を増やしていきます。
そこで役立つのがこちらの参考書。
TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための
③で丸暗記は否定しておりますが、自分の言いたいことを正しい文法で言うための訓練というのは必要です。
ここに載っている言い回しを自分の経験談に言い換えて、そのフレーズが自然に出るまで口で覚えます。
①は、練習問題を多くこなす中で、自分がよく話す分野、経験というのを浮き彫りにして、その経験をある程度文法的にも整える作業
ということになりますね。
② 話しやすい方を選択する
ここも重要です。
というのも、この問題。
別に素敵なこと言わなくていいんですね。
つまり、
素敵な意見、正しい意見を求められているわけではなくて、自分の考えを英語で伝える
ということが求められます。
ただし、これ必ずしも心の底から考えている考えじゃなくても別に何の問題もないです。
ここで効果的な練習は、
- 自分の経験がどういう経験だったのかを言えるようにしておく
- メリットデメリットを瞬時に出して話しやすい方を言う
それぞれのメリットデメリットを考えて、自分の経験に沿って喋りやすい方で答えればいいんです。
例えば田舎か都会かの話。
田舎のメリット、デメリット
メリット:自然豊か、ご近所さんとのつながりが強い、楽器が好きで好きなだけ練習できる、飼っているペットにとって環境がいい、公園で自由にスポーツが出来る、人が少なくてストレスが少ない
デメリット:洋服屋さんが近くにない、移動が不便、車が必須になる
都会のメリット、デメリット
メリット:買い物が徒歩で行ける、公共交通機関が多い、洋服屋さんが多い、飲み屋さんが多い、文化施設が豊富
デメリット:家賃が高い、治安が悪い(そうとも言い切れないかも)、どこも混雑している、通勤ラッシュがきつい
深くは考えなくていいです。とにかくサッと思いつくことをリストアップします。
で、自分の経験に沿って話しやすいことだけ話せばいいんですね。
田舎で生まれ育ってメリットの方が喋り易ければそれをそのまま喋ればいいし、
田舎で生まれ育って都会への憧れの方が強ければ都会のイメージをメリットとして推せばいいんです。
やっぱり話しやすい内容というのは経験しているものになりがちなので、話題として使いやすい経験はすらすら話せるようになるまで練習しておくことが重要です。
③ 文章を作って丸暗記する練習は絶対ダメ!
最後に、非常に非効率的な練習方法。
一つの例題に対して完璧な文章を作り上げて、それをスラスラ喋れるようになるまで丸暗記する。
個人的にはこの練習方法はおすすめしなくて、その理由は
その問題、ほぼ確実に出ません!!
ってこと。
そもそもTOEFLのスピーキングでは
アカデミックな場面で効果的に英語を話す能力
が試されます。
記憶力ではありません。
大事なのは完璧な解答作りや全文暗記出来ることではなくて、
自分の考えを自分の言葉で表現する
というところにあります。
ただやっぱり自分から文章を作るというのはなかなか難易度が高いものなので、その手助けとして先ほど参考書として必修フレーズをご紹介させていただいたんです。
では、本日のまとめです。
スピーキング 単独問題対策!
① 話しやすい経験談はひたすら練習しておく
② 話しやすい方を選択する
③ 文章を作って丸暗記する練習は絶対ダメ!
様々な分野の経験談を自分の言葉で話せるようになると、別々の引き出しをかいつまんで一つの解答になったりもします。
とにかく多くの例題に対して、自分の言葉で話せるようになるまで練習!
無理にいいことを言おうとせず、自分の経験をそのまま話す!
ということでした。
練習の時は時間を測って取り組みましょうね〜!
この繰り返し練習の延長に、海外でのネイティブとのフランクな会話があります。
統一問題はまた今度!
では、またでーす!