【TOEFL】ライティングに有効!文法理解を徹底的に深掘りするための参考書ご紹介!

こんにちは、Togoです。
ロンドンも素敵だったけど次にイギリスに行く時は田舎町がいいな、と思っておりまして。
条件が揃ったらヨーロッパのどこかしらの田舎町に絶対行くと決めてます。
候補はいくつかあるんですが、
イギリスはコッツウォルズ、フランスはアメリのロケ地めぐりもしたいけど、サン=ボネ=アン=シャンソールという村にも行きたい。
旅は目的によって本当に意味合いが変わるから面白いんですよね。
サン=ボネ=アン=シャンソールは大好きな写真家とゆかりがありまして。
何の準備もなしでする旅も好きだけど、ずっと好きだった何かの歴史や文化を観に行く旅も大好きです。
ストリートフォトをやっていると背景は基本街並みになるわけで、
ここでストリート撮りたい!と思っている街の一つがコッツウォルズなんです。

イギリス コッツウォルズ
https://do-cca.com/2018/06/04/cutevillage_cotswalds01/
イギリスの田舎町なんて、自分がやってきた英語とはまただいぶ違う英語が聞けるのかな。
楽しそう!!
知らない世界がまだまだあることはワクワクします。
さて、今回はTOEFLに分類しておりますが、英語学習のベースとなる文法に注目した内容です。
これまで何回か文法関連のお話はしてきておりますが、あくまでも基礎固めを前提とした内容でした。
いきなりスコアアップ!TOEIC(R) テスト600点英文法集中講義 (日本経済新聞出版)
今回はTOEFL iBTのライティングで、細かいニュアンスまで詰めた文章を書くための、導入から一歩踏み込んだ文法訓練のための参考書です。
TOEFLを受けない方でも当然勉強になる内容が盛り沢山です。
文法理解を深掘りするためのおすすめ参考書!
例解 和文英訳教本 (文法矯正編) –英文表現力を豊かにする
これまでご紹介してきた文法書は、「インプット」に近いニュアンスがありました。
会話できる英文法の方は喋る練習をするので一見アウトプットの練習に見えてしまうのですが、
あれもどちらかというとインプットに近いです。
なぜなら、提示された文を喋っているだけで、自分で文章を作り上げているわけではないからですね。
提示された文を何度もアウトプットすることで頭に定着させているわけですので、結果的にはインプットの訓練とも言えます。
アウトするにはインしなければいけないわけで、これまでのはまずは基礎として、文法の基本を理解 (イン) するための参考書でした。
和文英訳教本をおすすめする理由
割とボリュームのある一冊なので簡潔に魅力をお伝えできるものか、そこは怪しいところではありますが、
何周も徹底的にやり込んだ私にとって、こんなところが魅力的だったというポイントをお話ししていきます。
① 学生時代に習った何となくのイメージを徹底矯正
② 言語の細かいニュアンスを丁寧に習得
③ 英作文という完全なるアウトプットの訓練に!
もうとにかく超!丁寧!!な内容なので、実際に読んでみていただくのが一番なのですがとりあえず一つずつ説明してみましょう!
① 学生時代に習った何となくのイメージを徹底矯正
学生時代に必ず習ったであろう、
「現在形」「過去形」「過去完了形」
などといった、いわゆる文法用語。
この参考書をやり込んでみると、
大人になってから英語を勉強し直す際に、頭の中に根強く残ってしまっている文法用語が文法理解を遅らせるポイントでもあると感じました。
例えば、出版社さんからのコメントでも例として提示されているこの文
My father writes novels.
これは現在形です。
おそらく普通に考えると、
私の父は小説を書く。
と訳します。
中学校のテストでこの訳を答えとして書いても、先生はバツにはしないでしょう。
間違ってはいませんからね。
でも日本語でよ〜く考えてみるとなんか少し不自然。
そこでこの参考書では、「現在形は普遍的なものを表現する」という概念をベースに
私の父は小説家だ。
などと訳します。
おしゃれ!!
逆のパターンで考えてみます。
自由英作文で
私の父は小説家だ。
という文を英語にする際に
My father is a novelist.
でもいけますが、先ほどの
My father writes novels.
でもちゃんと伝わるということです。
よく知られた文法用語にこだわらず、その文法用語の根底にある部分を理解することで、
書きたい微妙なニュアンスが書けるようになっていきます。
学校のテストではないので、文法理解に滞りがあると感じられている方はこの一冊を通して様々なイメージを払拭してみてはいかがでしょうか。
② 言語の細かいニュアンスを丁寧に習得
英語には日本語のような敬語はない!
と聞くことがあります。
日本語のような敬語、謙譲語のようなものはないのかもしれませんが、
丁寧な表現はちゃんとあります。
そりゃそうです。普通に考えて会話をする上で、
会社の上司と部活の後輩どちらに対しても全く同じように話していいワケないですもん。
想像してみてください。
外国人の方々が日本語で話しかけてきた際に、とりあえず語尾に
です、ます
あたりがついていれば、あ!なんか丁寧に話そうとはしてくれてるな。
って感じません?
こんど、トウキョウ、いってくる、デス!
とか、文法的には正しくはないけど頑張ってくれてるニュアンスは伝わります。
ただ英語では語尾に何かしらつければいける!という便利なものはありません。
今は例として「丁寧な表現」を挙げていますが、
他にも、こう伝えたい時はこういう表現を!という内容がたくさん書かれています。
シカゴでの留学の際に丁寧な表現をする場面は多くありましたが、
その時の発言はこの一冊から本当に多くを学んだ気がします。
「英語を学ぶ」というのは、「言語を学ぶ」わけで、
「会話のツール」を学んでいます。
人生で一度は「日本語って難しいねぇ」とかいったことありませんか?
言語というのは少しのニュアンスを間違えると意味が大きく異なることがあります。
それは当然英語でも同じ。
英語には敬語はない!とか言わず、しっかりと細かいニュアンスを学ぶことは重要なことです。
③ 英作文という完全なるアウトプットの訓練に!
最後に、最初に話した「インプット」「アウトプット」のお話。
TOEFL iBTのスピーキング、ライティングは完全にアウトプット能力の試験です。
あ、リスニングも含まれるからあれですが、答案はアウトプットのスキルがなければ話にならないということです。
自分で文章を作り出さなければならず、これはTOEICや大学のセンター試験では試されてこなかった部分です。
自分の意見を発さない日本人気質がその苦手さをさらに悪化させ、
英語におけるアウトプットに苦手意識を抱いている方は多いのではないでしょうか。
TOEFLでも留学する上でも、
何かを表現する、意見を述べる、そもそもその前に意見を持つ
ということは非常に重要となってきます。
学生時代ってどれくらいアウトプットの訓練に時間を割いてきましたか?
難易度が高いからなのかもしれませんが、授業で自分の意見を英語で話す、書くなんてことをした記憶はないし
英作文というか、候補として挙げてくれてある単語を正しい順番に並べるとか (懐かしい!)、
せいぜい日本語が書いてあってそれを英訳しなさい
とかその辺だった気がします。
完全にフリーにされて、内容から自分で考え、英語でアウトプットすることができないのは、ここが根底にあるような…
中学・高校の6年は英語やってきたはずなのに!喋れない!
じゃないんです。
やってないんです。
その6年間はほぼ「インプット」をしてきただけで、「アウトプット」の積極的な訓練はその6年のうち一体どれだけ?というほどの時間なんです。
だから、6年もやってるはずなのに出来ない!じゃなくて、
やってないから出来ない、だから新たにやらないと!
という考えを持って開始しないといけないんです。
ただこれをいきなりやれと言われても難易度が高いので、最初に「インプット」教材を紹介しました。
そして今回のが「アウトプット」用の教材です。
この参考書を理解して、自分自身で文章が書けるようになると、
それはイコール、文法というものをかなり理解してきている、ということになります。
その理解があって初めて、自分の意見を正しい英語で発していけるようになるワケです。
かなり前にも話した内容ですが、
人に説明ができて初めて理解している
といえるのです。
では、まとめです。
文法理解を深掘りするためのおすすめ参考書!
例解 和文英訳教本 (文法矯正編) –英文表現力を豊かにする
和文英訳教本をおすすめする理由
① 学生時代に習った何となくのイメージを徹底矯正
② 言語の細かいニュアンスを丁寧に習得
③ 英作文という完全なるアウトプットの訓練に!
文法を理解しているつもりでも、完全フリーの英作文になると意外と手が止まってしまうものなんですよね。
なぜこの時制なのか、なぜこの前置詞なのか、この代名詞は何を表すのか
文を書き終えて、そういうところも一つ一つしっかり説明できることは
TOEFLライティングのスコアUPにもつながっていきます。
何回も言っていますが、いいと思った参考書は何回も何回も、ボロボロになるまでやり尽くしましょうね。
では、またでーす!