【英文法】willは他にもまだあるよっていうお話。

こんにちは、Togoです。
前回、前々回と、willにまつわるお話をしてまいりました。
その場でとっさに決まったことと、強い意思表示を表現するという内容でした。
今回はそんな、willの他のニュアンスである
自信満々な推量
についてご説明します。
2、3人称+will は、根拠はないけど自信満々な推量を表す
まずは例文から提示した方が分かりやすいでしょうか。
You will pass the entrance examination.
君なら入学試験に絶対受かるよ!
You will be better soon.
すぐに良くなるよ!
The Cubs will win the championship this year!
カブスは今年必ず優勝する!
前回の記事で強い意思表示という内容がありましたが、ここでもあくまでも「強さ」があります。
きっと〜なはずだ
というニュアンスよりも、
必ずや〜だろう
というニュアンスで考えておくべきでしょう。
1人称の場合と若干ニュアンスは被りますが、
2、3人称の場合は、必ず〜だと信じている!というニュアンスが強調されるわけですね。
この場合の be going to 〜 との違いも軽く触れておきますが、
You will pass the entrance examination.
(なんか落ち込んでるし元気出してもらおう) 君なら絶対受かるよ!
You are going to pass the entrance examination.
(成績めちゃくちゃいいから) 君なら絶対受かるよ!
You will be better soon.
(何となく顔色良さそうだし) すぐに良くなるよ!
You are going to be better soon.
(レントゲンも血液データも良くなってるから) すぐに良くなるよ!
根拠があるかないか、つまり経験やデータなどを元にした推量なのかどうかで2、3人称の場合の will と be going to を使い分けます。
何となく同じようなものと言ったイメージ (willとbe going toは未来を表す、とか) を持ったものは他にもたくさんあるはずです。
そういう細かいニュアンスの違いを学び直すというのも楽しいですよね。
ここから少し重要なまとめ。
will が持つ大きな2つの意味は「意志」と「推量」
ここまで “will” に関連する記事を3連続で紹介してきました。
willの解説って文法用語がたくさん出てきてややこしくなることがあると思いますが、
willは「意志」と「推量」のニュアンスを柱に把握しておくことが重要です。
ただこれ、少し関連づけて考えてみたらほぼ同じじゃないですか?
I will finish this homework by 10 pm!
10時までにこの宿題絶対終わらせるぞ!
これはおそらくあらかじめ決まっていたことではなくてその場でとっさに決めたことでしょう (willの記事一つ目)。
さらにこの強い「意志」(willのブログ二つ目) が2人称になると、
You will finish that homework by 10 pm!
君なら10時までにその宿題絶対終わらせられるよ!
根拠のない自信満々な推量 (willのブログ三つ目) になります。
will=未来のこと
というセットで覚えていることが多いですが、上の2文とも未来のことには変わりないので大きく間違っているわけではありません。
ただ、未来のことを言うとばかり考えるのではなくて、
「意志」と「推量」の意味合いもあるんだということだけ覚えておいてください。
英語の勉強、続けられそうですか?
I will!!
という返事が聞きたいですね!
では、またでーす!