【会話英文法】経験を話すときの現在完了形を練習する!

こんにちは、Togoです。
今回は文法の中でも学生時代におそらく一度は聞いたことがあるであろう、
「現在完了形」
についてです。
まず大前提として、現在完了形は
have + 過去分詞
で表現されますね。
そしてこの形は様々な意味を表すことが出来ます。
教科書的な書き方をすれば、
「継続」;〜からしている
「完了」;〜し終えた
「結果」;〜した
「経験」;〜をしたことがある
を表すとされています。
「現在完了形」のこの4つの用法を考えた時に気をつけなければならないことは、
「過去形とは全く別物として扱う」という点です。
「過去形」は完全に終えたもの、したことからさらに落ち着いたもの、
というイメージになりますが、「現在完了形」はまだどこか現在との関わりを感じさせるものになります。
シンプルな例文を見てみましょう。
【継続】
I have studied English for 5 years.
【完了】
I have just finished my work.
【結果】
I have passed Tokyo university entrance examination.
5年間英語の勉強をしてきたけど今もしている(ただしこの場合は現在完了進行系の方が今というニュアンスが強く出る)し、
仕事を終えたのは今です。
東大入試に合格した結果、今があるので、やっぱり「現在」との関わりがあるということです。
今回「現在完了形」の中でも「経験」を表現する用法を取り上げたのには理由があって、
英語での会話の際に自分の話をする場面で非常に多く使い、会話の中で割と簡単に正しい文法を織り込むことができるものだからなんですね。
ちょっと例文を踏まえて考えてみます。
【経験】
I have ever been to India 5 times.
I have been to Paris once.
I have eaten Thai food.
I have ever snowboarded more than 10 times.
I have never climbed Mt.Fuji.
難しく考える必要は一切なくて、
「食べた」ことがある、「行った」ことがある、「登った」ことがある(例文の場合は”ない”)
のように、その経験自体の動詞を過去分詞形にして “have” の後ろにくっつければ良いわけですね。
これは当然、TOEFLのスピーキングで自分の経験談を話す際にも使えます。
以前にこんなスピーキング練習法をご紹介しました。
ひたすら自分の経験談を語る「自分A」と、それについて深掘りする、傾聴する「自分B」を作って、ひたすら自分の経験談を語りまくってみてください。
この「経験を表す現在完了」は使えば使うほど自分の形が決まってきます。
理由はシンプル。
無限の事柄がある世の中で、「自分が経験したことはごく一部だから」なんです。
190カ国以上あるこの世界の中で、行ったことがある国数は限られてるわけで、
その国の中でも行ったことのある都市は限られ、
さらにその都市の中で行った場所が限られてきます。
その場所で経験したことがまた限られてきて、それに対する感想を話せるようになってくるとエピソードトークにストレスがなくなってきます。
私自身、シカゴにいる間何度もインド旅の話を友人にしてきました。
たくさんの人に同じ話をしたし、スピーキングの授業でプレゼンテーションでも話しました。
それだけ何度も場数を踏むとインドにまつわるエピソードトークはテンプレート並みに固まってくるんです。
インドという特殊な国でもあって、かなりインパクトのある内容に出来るので結構盛り上がるんです。
会話の練習として文法を織り交ぜる際は、まずは自分のエピソードトークを練習するのが一番効率的なので、
この「経験」を表す現在完了形を使って様々な例文を作ってみましょう。
では、またでーす!