【TOEFL】ライティングに割と便利なフレーズ!「〜のお陰で」

Amsterdam / Netherlands

 

 

こんにちは、Togoです。

 

以前にこんな記事を書かせていただきました。

 

 

 

こういう、テスト対策の本質とは少し外れた内容をTOEFLに関連付けてご紹介するのには理由があって、

TOEFLのアウトプット分野であるスピーキングとライティングでは

「話の一貫性」が求められる

という点を何度かお伝えしてきました。

 

 

  

その一貫性というのは、最初に述べた意見、つまり骨組みですね。

これを肉付けして話を展開する、ということになるんですが、

この肉付けをする際にどの問いに対しても使える「つなぎの言葉」というものは自分なりにお決まりのものでいいので持っておいた方がいいんですね。

 

例えば、ライティングの中で自分の経験を話す際に

 

学校というのは将来の生徒の仕事に大きく影響を及ぼす。私の恩師はとても優しく、強い影響力を持った先生だった。その先生のお陰で、私は今先生になった。自分の人生が変わって自分もそういう存在になりたいと思ったからだ。

 

このようにターニングポイントになった際の誰かしらの存在や何かしらの経験の「お陰で」こうなった、という話をする際の「〜のお陰で」というフレーズ。

これは一貫性のあるストーリーを作る上でのつなぎとして非常に使いやすいものになります。

今回はその「〜のお陰で」として使えるフレーズをご紹介していきます。

 

 

「〜のお陰で」の表現Thanks to ~

 

Thanks to ~

の他にも、「〜のお陰で」と言う際のフレーズとして

owe (owing to ~ )

もよく使われます。

 

owe (owing to ~ )は、口語でよく使われるフレーズですので、ライティング用で考える今回は

Thanks to ~ をメインに考えていきます。

なお、

“owe” の意味ですが

借りている、支払いの義務がある】という意味になるので、

I owe you.I owe you one.

と言うと

あなたに借りがあるよ

という意味で、ありがとね!というニュアンスでお礼を言う時に使えます。

 

ここからは “Thanks to ~” のお話。

これは例文を使って考えたほうがいいでしょうね。

 

Thanks to him, I became a teacher.

彼のお陰で、私は先生になった。

 

Thanks to her, I could get a job.

彼女のお陰で、私は就職出来た。

 

Thanks to you, I decided to study English in the United States.

あなたのお陰で、アメリカで留学することを決意した。

 

Thanks to that experience, I got to like traveling abroad.

その経験のお陰で、海外旅行が好きになった。

 

このように、何かしらの意見を述べた後、

その人 (その経験) のお陰で〜

となり、ターニングポイントになったきっかけを表現することが出来ます。

ここでの注意点が2点。

Thanks to ~”の後には、人やものが来て、そのお陰で出来たことなどの具体的なものも提示しないといけない。

ということです。

ただ具体的に、かつ端的に表現したいライティングのテストの場面では使いやすいフレーズになるでしょう。

 

そしてもう一つ。このフレーズを会話の中で友達と使う場合、

Thanks to you, I was late.

あんたのせいで遅れたじゃん!

のように、ネガティブなニュアンスとして使うこともあります。いわゆる「皮肉」を言うときですね。

まあこれも後に続く文がいいことであれば「〜のお陰で」という表現として使えるので、ライティングのターニングポイントとして使う場面では細かく気にしておく必要はないですね。

 

 

TOEFLのアウトプット分野では話の一貫性があることが重要なんですが、その一貫性を出すためにもセンテンス間の繋がりを上手く馴染ませていく必要があります。

この “Thanks to ~”も、私がライティングの練習をしている時に何度も

この経験の元になったエピソードを上手く書き始めたいな

と思ったことから使い始め、練習をしている間に頻出したフレーズでした。

 

このように何度も練習で書いている内に、自分の書きたい流れや話の繋げ方に特徴が出てきます。

私の場合は以前に書いた「〜すればするほど〜」や、今回のような「〜のお陰で」がよく出てきたんですよね。

本番でも使ったことがあります。

 

何度も繰り返しになりますが、

やはり継続していく中で自分の特徴を押さえて、

書けなかったフレーズ、調べたフレーズ、よく使うフレーズ

などを出来るだけ少ない回数で習得して、きっちり自分の引き出しにしまうことが重要です。

 

ネットでいくらでもフレーズは出てきますが、ネットの様に簡単に収集できる情報は簡単に記憶から出ていきやすいのが現実。

これは英語学習全般にも言えることで、苦労して獲得した語学力はそう簡単に抜けません。

 

不思議と私も留学から帰国してしばらく経ちますが、外国人患者さんと話すのは特に問題なくこなせます。

もちろんある程度続けているというのが前提でしょうが、しっかりと本腰入れて取り組んだからこそだろうな、と思っています。

 

この場 (このブログ) も同じように簡単に情報が拾える内容です。

おそらく「〜すればするほど〜」も、「〜のお陰で」も、意識下におかなければすぐに忘れます。

だからこそ、私は同じことを言い続けています。

それは、

何度も何度も繰り返し問題をこなして、自分の特徴、自分の英語、自分の癖を理解し、それを本物の自分の知識に定着させてください。

ということです。

 

この点はこの場で今後も言い続けると思います。

日本語で書かれたこのブログを読み終えましたら、TEDでも一本聞いてゆっくりおやすみくださいませ。

 

 

では、またでーす!

 

 

Togo
  • Togo
  • 3年間のTOEFL猛勉強後にイリノイ大学での留学を経て帰国後は外国人患者受入れ医療機関でもある急性期総合病院に勤務。
    TOEFL iBT勉強法から、留学経験や英語にまつわる様々な情報を発信しています。

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