【一般英語】よく戸惑う単位のお話

Chicago / Illinois

 

 

こんにちは、Togoです。

 

実は高校時代に交換留学生が実家に泊まったことがありました。

オーストラリア人のロッキーくんという同学年の子だったんですが、

これが、まあ〜イケメン!

身長高くて顔めちゃくちゃ小さい!!

あまりにもスタイルが良くて、会っていきなり身長を聞くと、

6 feet

はい、ピンとこない。

 

今回は英語の勉強というよりも、

割とモヤモヤしてる方が多いのではないでしょうか。

海外で使われる「単位」のお話です。

 

ポンド (lb) 、インチ (in) 、フィート (ft) 、マイル (ml) 、ヤード (yd)

などなど、もう見ただけで

 

はいはい、見たことはあるけどピンとこない!

 

というパターン。

完全に私もそうでした。

これ、一応名前があって、

米国慣用単位 (USCS: United States customary system)

と呼ばれています。

 

「ポンド」を表す “lb” も謎ですよね。

これは、古代ローマで単位を天秤の意味の「リブラ (libra)」と呼んでいたようで、

これがポンドを表す記号 “lb” の由来だそうです。

 

アメリカ独立の前にイギリスで使われていた単位から派生していることもあり、イギリスの植民地であったオーストラリアでも使われているようですね。

細かい歴史的な話はここでは抜きにしましょ。私もよく分かりませんし。すいません。

 

 

今回は様々な単位がある中で、

自分の身長と体重をアメリカで使われる単位で表現できるようになる

・ざっくりアメリカでの表記を見て、なんとなく自分の馴染みのある単位に変換できる

 

ということを目標に単位の整理をしていきましょう。

 

自分の身長と体重をアメリカの単位で表現する!

 

まあ、わざわざ海外で体重を公表するという機会は激レアになりそうですが、

言えるようになっといて損はないし計算くらいはしてみてください。

また、どこかで表記などを見かけた場面で、ざっくりイメージできるようになれれば十分ではないでしょうかね。

 

まず重さの基本からおさえます。

 

1キロ(kg) = 約2.2ポンド (lb)

1ポンド (lb) = 約0.45キロ (kg)

 

あーやだやだ。

なので、ざっくりとしたイメージをしてみると、

キロからポンドにするときは2倍ちょっと。

ポンドからキロにするときは半分弱。

 

2倍か半分、という感覚をベースにして、どっちがどっちかわからなくならないように、

ポンドの方が数字が大きくなる(ポンドにするときが2倍ちょっと)と考えておきます。

大体の目安を表示してみますと

 

80kg:176lb

70kg:154lb

60kg:132lb

50kg:110lb

40kg:88lb

 

ご自分の体重がざっくりこのあたり、というのを確認します。

55 kgなら132と110の間らへん、つまり

約120lb (正確には121.254 lb) となります。

 

キロ (kg) からポンド (lb) は2倍ちょっと

ポンド (lb) からキロ (kg) は半分弱

 

少し整理できましたか?

 

では次に長さの問題。こちらの方が厄介。

 

まずは基本から。

1センチ(cm) = 約0.4インチ (in) = 約0.033フィート (ft)

1インチ (in) = 2.54センチ (cm) = 約0.083フィート (ft)

1フィート (ft) = 30.48センチ (cm) = 12インチ (in)

 

お気持ち、お察しいたします。

全く分かりません。

こんなにピンとこない数字の羅列が身近に存在するってのはなかなか困りますね。

これの厄介にさせているのが、cm から変換する際にシンプルに ft に変えられず、

5 ft 3 in

のように、フィートとインチ両方で表示すること。

12インチで1フィートという超分かりづらい繰り上げになるので訳わからんことになります。

 

なので、ご自分の身長はネットで数字を入れるだけで出来る自動換算のもの (こちら) で調べておくのが手っ取り早いです。

身長がまだまだ伸びている方でなければ、フィートとインチでいつでも言えるようにしておいてもいいかもしれませんね。

 

さて、ただ表記を見たときには何かピンとくるものさしは持っておきたい。

 

なので、フィート表記があれば、

それに30倍したものがおおよそのセンチになります。

身長以外で瞬時に長さをフィートやインチで表現しなければならない場面は少ないでしょうし、

フィートを見た際になんとなく自分の単位で感じられるだけでも、ね。

 

多少の誤差は出ますが、

10ft で 約300cm、つまり

10ft で 約3m ってことです。

 

 

もっと大きい規模で考えると、

シカゴ カブスの本拠地である「リグレーフィールド」

左翼:355 ft

中堅:400 ft

右翼:353 ft

なので、正確ではないですがざっくりとそれぞれ30倍してメートルに換算してみると

左翼、中堅、右翼:106m、120m、106m

 

正確には

左翼、中堅、右翼:108.2m、約121m、107.6m

 

数字が大きくなればなるほど正確なものとの差は大きくなってしまいますが、

別にそんな重要じゃない気がしません?私だけ?

 

355フィート

という全くピンとこないものから

106メートル

まで近づいただけで十分でしょう。誤差2m。

まあその2mで野球の世界は大きく変わるのかもしれませんが、感覚として

フィートを30倍すればおおよそのセンチになる

ということをおさえておけば苦手意識は減りそうです。

 

まとめると

 

重さに関して

キロ (kg) からポンド (lb) は2倍ちょっと

ポンド (lb) からキロ (kg) は半分弱

 

長さに関して

フィートを30倍すればおおよそのセンチになる

身長は換算ツールを使用する

 

少しはポンド (lb)、フィート (ft)、インチ (in)への苦手意識は減りましたか?

 

 

では、またでーす!

 

 

 

Togo
  • Togo
  • 3年間のTOEFL猛勉強後にイリノイ大学での留学を経て帰国後は外国人患者受入れ医療機関でもある急性期総合病院に勤務。
    TOEFL iBT勉強法から、留学経験や英語にまつわる様々な情報を発信しています。

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