【和製英語】ファッションに関する和製英語

こんにちは、Togoです。
今回は和製英語のご紹介、第二弾です。
前回は比較的会話によく出る和製英語を取り上げましたが、今回はファッションに関連するものを取り上げてみます。
和製英語に要注意!
・ピアス
・カチューシャ
・ストール
・アクセサリー
・ジャンパー
そのまま使っちゃいそうなものもありますかね。
では、一つずつみていきましょう。
・ピアス
earring
日本ではピアスとイヤリングを穴をあけるかどうかで区別していますよね。
この「ピアス」は、そのまま英語にすると
pierce 【píɚs】;〜を突き通す、〜に穴をあける、貫通する
という動詞です。
英語ではピアスもイヤリングもどちらも
earring 【íɚrìŋ】
となります。
両耳につけて複数形になるとそのまま “s” をつけて
earrings 【ˈɪrɪŋz】
となります。
すこ〜し発音が変わるので要注意です。
・カチューシャ
head band
カチューシャは和製英語ではなく、元々はロシア語です。
そもそも「カチューシャ」はロシア語などによくみられる女性の名前で、
ロシアの小説家、レフ・トルストイの「復活」という小説の中に出てくる主人公の名前がカチューシャ。
それを大正時代に日本で演じられ、その際に「カチューシャ」演じた女優さんがつけていた髪留めを「カチューシャ」と呼ぶようになったようです。
英語全然関係なくなっちゃった。
ロシアから日本人を経由してその日本人がつけていた装飾品にロシア由来の名前がついた、ということですね。
カタカナ=英語
の概念は取り払わないとですね。
つまり、カチューシャに関してはもはや日本語です。
・ストール
scarf
これに関しては完全に間違いとは言い切れなくて、
stole 【stóʊl】;stealの過去形、婦人用の襟巻き、ストール
とも出てきます。
話の流れで大体分かりますが、
日本語で使われている「ストール」は “scarf” が一般的です。
・アクセサリー
jewelry
家電量販店などでスマホケースなどの棚に
「アクセサリー」という表記を見たことはありませんか?
そもそもこの「アクセサリー」をWeblioで検索してみると
accessory 【æksés(ə)ri】;付属品、(婦人用の)服飾品、装身具、アクセサリー、従犯人
と出ます。
付属品も含まれ、ファッションの観点から言うと帽子や手袋も含まれてきます。
日本語のアクセサリーというニュアンスに近いのは、
jewelry
になりますね。
・ジャンパー
jacket
ジャンパーは
jumper 【dʒˈʌmpɚ】;跳躍する人、跳躍選手
になっちゃいます。
ただ、Googleの画像検索で見てみると

どうやらファッション関連のものが。
調べてみるとアメリカとイギリスで指すものが異なるようです。
アメリカでのファッションにおける “jumper” は袖なしワンピース。
イギリスでは長袖のプルオーバーの上着。
日本におけるジャンパーに当たる英単語としては、
jacket
が最も近いです。
和製英語はたくさんありますが、語源を知るというのは意外な歴史を知ったり出来て面白いです。
身近な英単語こそ、調べる癖をつけてみると楽しみながら英語を学べるかもですね。
では、またでーす!