【英会話】二兎を追って二兎を得る!流暢さを得るために正確さを犠牲にしなくてもいい!その逆も。

こんにちは、Togoです。
「青木まりこ現象」って英語でなんて言うんだろう、と調べて見たところ
Mariko Aoki phenomenon
とそのまんまの結果が出て、スマホの画面に「そりゃそう!」と一人でツッコんだ平日午後の出来事でした。
さて、いきなりですが英語に限らず「言葉」を話すにあたって
流暢さ
というのは何で判断されるのかを考えてみると
スピード
リズム
抑揚
強弱
あたりが重要になってきます。
これは「音」としての流暢さの話で、そもそもの英語の基礎知識は度外視しています。
今回は、その度外視した部分。
ある程度英語の基礎知識がある前提として、「流暢さ」と「正確さ」について考えてみます。
「流暢さ」vs「正確さ」の話
世間に散見される内容で「流暢さ」と対極にあるものとして「正確さ」が置かれ
流暢に喋ろうとすると正確さが減り、
正確に喋ろうとすると流暢さが減る。
だからそれぞれのバランスが大事。
なんて言われたりもしています。
個人的にはそれは… 分かるような分からないような。
たしかにゆっくり喋るということは、
頭の中で文法を組み立てたり語彙を引っ張り出しながら話せて、さらに発音にも注意を払えるので、
「正確さ」を獲得しながら「流暢さ」を犠牲にしているようには見えます。
逆はどうか。早く喋ることで文法がぐちゃぐちゃ、単語が出てこない、発音がカタカナ英語になってしまう。
これを一般的には「流暢さ」を獲得しながら「正確さ」を犠牲にしているということなのでしょう。
うーん。やっぱり文字にしてみても、分かるような分からないような。
私が納得いっていないポイントはここ。
ゆっくり考えたら文法が組み立てられたり、
後から、あ!あの場面はこういう表現すればよかったんだ!ってなることはたしかに少なからずあります。
ただ、この原因は私の中でははっきりしていて、そもそも頭の引き出しには入っているはずのものをその場でさっと取り出せなかっただけ。
どっちを取るかの前に、どっちも取るための練習方法で英語に取り組んできているか。
だと思うんです。
どちらかを選ばなければいけないというのは、
引き出すための絶対的な練習量やその状況における準備不足が決定的な要因ということです。
そうなると
場数が足りないってこと?
日本にいたら状況なんて作れないじゃん?
英語を使う機会がないから仕方ないってこと?
となりそうですが、
以前にもご紹介しているこのあたりの練習法は試してみる価値ありです。
英語で使う筋肉は日本語と異なるので、本気で正しい発音を意識しながら喋り続けると本当に筋肉痛になります。
これが「英語を身体で覚える」ということだと思っています。
めちゃくちゃ喋る練習しまくってるのに、全く口の筋肉に疲れがなければ、おそらくそれは母国語を、つまりカタカナを喋っている、と思った方が良さそうです。
それほどまでの筋トレ感覚で行うスピーキング練習を、正しい文法で様々な語彙を引用しながら繰り返し繰り返し行った結果を想像してみてください。
流暢さとか正確さとか、区別しますかね。
正しく書かれた英語をひたすら声に出して読む
映画のセリフを同じスピードで言えるように練習する
単語や文法の暗記を例文を交えて音読で身につける
つまり、両方を意識して一緒に練習をすれば両方一緒に鍛えられて両方一緒に伸ばせるんじゃないの?
ということです。
ひたすら文法の基礎知識をノートに書き込んで暗記して
いざ喋るときは引き出しに眠ったその知識をゆっくりゆっくり引き出す。
これを正確さを獲得して流暢さを犠牲にしていると表現しているのであれば、
正確さを発揮するための練習方法をちょっと工夫すれば化けるかも!
と、思えてきませんか?
正確さというのは正しい文法、正しい語彙ということであって、
私はそれを身につける方法としてひたすら音読 (アウトプット) をしてきました。
勝手に口が動くまでひたすら毎日毎晩真夜中に身振り手振りまでつけて。
だから流暢さと正確さを別物としてトレーニングしてきた感覚はないんです。
英語は言語であって、喋って聞いて、初めて成立するものです。
正確さを求めることは重要ですが、その正確さを身に付ける過程に「喋る」「聞く」が組み込まれていないのはおかしな話。
とにかく正しい英語を、正しい発音で繰り返し繰り返し喋ってみる。
口が勝手に動くまで何時間でも喋ってみる。
How long have you lived in Chicago?
試しにこの文を早口言葉のように何十回も (出来れば100回) 読み上げてみてください。
現在完了形だからhaveのあとに過去完了形がきて
How longだからそのあと疑問形にするから
have you lived になって…
100回あの文を読み上げたら絶対にそんな細かいこと考えないです。
「リンゴ」を英語で
apple
ぐらいの勢いで
「シカゴにどのくらい住んでるの?」を英語で
How long have you lived in Chicago?
と一気に読み上げられます。
現在完了形の理解、定着を、「ニュアンス」や「シチュエーション」を想定して参考書の例文をひたすらこうやって音読しておくことで、
いざ話すときも会話の中の「ニュアンス」や「シチュエーション」に準じて口が勝手に動くんです。
当然それなりの時間はかかります。だから、出来た時に楽しいと感じられるんだと思うんです。私としては。青木まりこさんもきっとそう言う。
当然細かい文法理解も大事。それを、インプットだけで定着させるのでなくて、
シチュエーションを想定してアウトプットを通して知識として定着させれば
「流暢さ」と「正確さ」なんて別物として考えないよ!
ということでした。
今回は「音」に関わる流暢さを度外視して、
「流暢さ」と「正確さ」は一緒に練習しましょうよ!ってお話でした。
次回はその「音」にフォーカスをあてつつ、ちょっと意識すると面白い、強弱のお話です。
では、またでーす!