【留学伝達講習】カタカナ英語を脱する「子音連結」のススメ!

こんにちは、Togoです。
留学中はトーゴ、ではなくトゥゴォと呼ばれ続けていました。フィリピンではエクスプレスと呼ばれていました。由来はフェリーの名前です。
さて、今回は留学の授業内容から「子音連結」についてのご紹介です。
留学中は
consonant cluster
として取り上げられました。
日本語は子音のあとに必ず母音がきて構成されますが、
英語は子音が連続して発音されることが多々あります。
これを子音連結、もしくは子音クラスター (consonant cluster) と言います。
単純に母音を挟まずに子音同士が連結している、ってことです。
一つ例を見て比較してみましょう。
強引に英単語をカタカナにしたものをアルファベット表記して発音記号っぽくしてみます。
people 【píːpl】
ピープル【pi-pu-lu】
この
pi-pu-lu
この “u” がまさに、カタカナ英語の根源です。
(2個目の “u” は子音連結ではないですが)
今回は授業で取り上げられた子音連結をまとめました。
正しく子音連結させて発音するだけでだい〜ぶ、英語っぽくなりますので、ぜひ挑戦してみてください。
ルールのおさらい
もう一度発音の際に意識する点 (子音連結) を例を使って説明しておきます。
blank
という単語。
いわゆるカタカナ英語発音になると
「ブランク」
つまり
bu-la-nn-ku
になっちゃいますよね。一文字ずつ(ンは別ですが)が母音と子音で成り立っています。
では英語だとどうか。発音記号を見てみると
blˈæŋk
b(子音)のあとにl(子音)がきていて、カタカナの時のu(母音)は発音されていません。
なのでとりあえず、
bu-la-nn-ku(ブランク)の
“u”
だけ取って
b-la-nn-k
こんな感じ。(最後の “u” は連結ではないですが取ってください)
厳密に言うと
blˈæŋk
この、“æ” も放ってはおけませんが、とりあえず今回は子音連結なので、
b のあとの u を抜いて l がくる、
b-la-nn-k
こういう発音を意識してください。
*ここでは音節は無視していますので悪しからず。
そして、
/b/ vs. /p/
のように発音的に子音だけが違う単語を並べてありますので、子音の発音の違いに注目して取り組みましょう。
分からない単語は飛ばしてオッケーです!意味も無視してオッケーです!
今回はあくまでも、「音」!!
子音連結トレーニング
/b/ vs. /p/
blank plank
blaze plays
bloom plume
braid prayed
/f/ vs. /p/
laughed lapped
cuffed cupped
cuffs cups
fray pray
flush plush
frank prank
/r/ vs. /l/
crew clue
cram clam
bro blow
/v/ vs. /b/
calves cabs
serves Serbs
vroom broom
/tr/ vs. /thr/
tree three
true through
/ch/ vs. /sh/
watched washed
catch cash
chin shin
chip ship
声に出して発音してくださいましたか?
母音を意識的に取り除くだけで、だいぶ英語っぽくなると思います。
こうやって母音が取り除かれたところに
次の単語とリエゾン (音のつながり) すればよりナチュラルな英語になっていきます。
リスニングの際はスクリプトを読みながらそんな点も意識してみてください。
また、発音練習はこの「子音連結」で大幅に自然な英語へと変わります。
脱!カタカナ英語に取り組んでみてください。
では、またでーす!