【英単語】lie と lay のやつ、紛らわしくない人っているんですか?

Paris / France

 

 

こんにちは、Togoです。

 

 

ストリートフォト目的でパリをうろついていた際に偶然たどり着いてしまったノートルダム大聖堂。帰国後に火災のニュースを見た際は固まりました。世界のニュースに興味を持つようになったのも、やはり英語がきっかけです。

 

 

さて、今回は、おそらく英語を勉強している人ならほぼ間違いなくややこしくなったことがあるであろう単語。

 

lie と lay

 

この問題をここで解決していきます。

 

 

lie と lay がややこしい理由

 

まずそもそもなぜこの2つの単語がややこしく感じるのか。

一度この2つの単語について過去形と過去分詞形も含めてまとめてみます。

 

lie(嘘をつく): lie – lied – lied

lie(横になる): lie – lay – lain

lay(横にする): lay – laid – laid

 

「嘘をつく」の lie 「横になる」の lie が全く同じスペルなのに意味が全然違う。

・意味が違うと活用も違う。

「横になる」のlieの過去形 (lay) 「横にする」の lay とかぶる

 

この3つがややこしくしている原因になりそうです。

では、この辺の違いを整理していきますね。

 

 

自動詞と他動詞の違い

 

まずおさえておきたいのがそもそも

lie 横になる

lay 横にする

この違いが何なのか。

 

ズバリ、自動詞か他動詞かの違いになります。

自動詞と他動詞の違いに関してはこちらで説明しています。

 

 

 

要は自分が横になるのか誰かを横にするのか。

という違いですね。

ここら辺から少し意識を変えましょう。

 

「横になる」と「横にする」で覚えるからややこしいんです。

lay は何かを「横にする」という意味がありますが、何かを「置く」というニュアンスも含みます。

誰かを「横にする」も極端に考えれば誰かを「置く」という意味合いで取れますよね。

つまり

 

lie 横たわる

lay 置く

 

極端にこう覚えちゃうのもアリです。

そしたら

横たわるといえば自分が横たわる。つまり自動詞

置くと言えば、何を?となるから、目的語とセットにしないといけないため他動詞

 

I want to lie down.

横になりたい

 

He lays a book.

彼は本を置く

 

I lay a book. だと過去形と紛らわしいので、三単現の “s” が付くように主語をHeにしてあります。

とりあえず lay「何かを」置く、横たわらせる

そういうイメージがつけばOKです。

 

ここで小まとめ。

自分が横になるなら lie

何かを横にする、置くなら lay

 

 

これで現在系の lie「横になる」と lay「横にする」「〜を置く」ところまでは大丈夫ですかね。

では次に過去形関連へ。

 

 

lay がかぶる問題

 

もう一度まとめたのを見てみると

lie(嘘をつく): lie – lied – lied

lie(横になる): lie – lay – lain

lay(横にする): lay – laid – laid

 

はいそうです。lay がかぶってます。

「横になる」の過去形である lay

「横にする」の現在系である lay

ですね。

 

これは一つ例文を覚えておけば割とスッキリします。

 

Yesterday, I lay on the bed all day.

今日私は一日中ベッドで横になっていた

yesterday という過去を表す単語と

I lay がセットになっているわけなので、「横になる」の過去形です。

この1文を覚えちゃえば「横になる」の過去形が lay であることは明らか。

 

さらに

I have lain in bed.

私はずっとベッドで横になっている

と現在完了系も覚えておけば

lie – lay – lain

と変換していくことは大丈夫だと思います。

 

もしくは。

ここにきて根性論を出して申し訳ないのですが、

lie – lay – lain

を100回呟いてください。

lie の過去形が lay

過去分詞形は lain ということを口で覚えちゃいましょう。

ここまできたらあとは割とシンプル。あと一息です。

 

 

規則動詞っぽい変換

 

「嘘をつく」の lie

lie – lied – lied

と自制が変化していきます。e で終わってそのまま d が付くだけ。嘘ついてるのに素直なんです。

 

本来 y で終わる動詞は y を i に変えて ed がつきます。

study – studied – studied

ですが、

lay は

lay – laid – laid

と不規則な形を取ります。不規則動詞ではありますが、発音はなんとなく似てて

レイ – レイド – レイド

規則動詞に似たところがあります。

 

つまり、ほんとにおかしいのは横になってる自分だけ。

lie – lay – lain

ライ – レイ – レイン

だけなんですね。

 

小まとめの一つ目を見返しておくと、

自分が横になるなら lie

何かを横にする、置くなら lay

 

さらにもう一度小まとめをすると

嘘つきは実は素直でそのまま変化

lie – lied – lied

 

変なのは横になってる自分だけ

lie – lay – lain

 

置くのは変換は少しだけ違うけど発音は似たようなもん

lay – laid – laid

 

 

ちなみに、英作文の場合は

「彼は嘘をつく」を

He lies.

と無理やりやっちゃうよりも

He tells a lie.

と、tellをつけて lie を名詞として使った方が楽チンです。

 

もしくは

He is a liar.

彼は嘘つきだ

とするのも可能ですね。

 

会話では

You are lying.

嘘ついてんだろー?

 

みたいな使われ方もします。

 

この単語たちはモヤモヤしている方が多いと思います。

この記事を何度か読み返していただくと少しすっきりすると思います。例文を自分でも作りながら、記憶に定着させていきましょう。

 

 

では、またでーす!

 

 

Togo
  • Togo
  • 3年間のTOEFL猛勉強後にイリノイ大学での留学を経て帰国後は外国人患者受入れ医療機関でもある急性期総合病院に勤務。
    TOEFL iBT勉強法から、留学経験や英語にまつわる様々な情報を発信しています。

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