【英文法】must と have to を区別出来ますか?

こんにちは、Togoです。
秋にラジオを聴くとなんだか切なくなって泣きそうになります。嘘です泣きゃしません。
さて、今回は英文法。
「〜に違いない、〜しなければならない」という意味として理解している方が多いと思います。
must と have to
これらを区別して使えていますでしょうか?
I must go now.
I have to go now.
この2つはどちらも
「行かなきゃ!」
とはなるんですが、ちょっとニュアンスが異なります。
今回はこの2つを区別できるように整理していきましょう。
must と have to の違い!
まず解説する前に2つのタイプの例文をご紹介しておきます。
I must practice outside class if I want to improve my fluency.
I have to practice outside class if I want to improve my fluency.
流暢さを改善するためには授業外で練習しなければならない
You must do your homework if you want to receive a good grade.
You have to do your homework if you want to receive a good grade.
良い成績をとりたければ宿題をしなければならない
あえてどちらも「しなければならない」という表現で訳しておきました。
ではこの例文を利用して解説開始です。
自発的と仕方なく
まず最初の文から。
I must practice outside class if I want to improve my fluency.
の方ですが、この場合は
(上手くなりたいから) 改善するために練習しなきゃ!
という感じ。つまり自発的なニュアンスが含まれます。
一方で
I have to practice outside class if I want to improve my fluency.
の方は、
(外でまでやりたくないけど上手くならなきゃ成績下がるから仕方なく) 改善するために練習しなきゃ!
という感じになります。「仕方なく」というニュアンスが込められることが重要なところになります。
I must 〜
自発的に〜しなきゃ!
I have to 〜
仕方なく〜しなきゃ!
ここを理解しておくと最初の例文の違いに気づきますでしょうか?
I must go now.
(自発的にここを出る感じで) もう行かなきゃ!
I have to go now.
(時間がないからまだいたいけど仕方なく) もう行かなきゃ!
その場を立ち去る時はできれば
I’m afraid I have to go now.
すいません、残念ですがそろそろ行かなきゃなので
こういう表現の方が柔らかくなりますね。
義務を課す人の違い
You must do your homework if you want to receive a good grade.
You have to do your homework if you want to receive a good grade.
次にこちらの違い。
先ほどの文と異なるのは主語が1人称か2人称か、です。
1人称の場合は
自発的にと仕方なく
の違いでした。
一方で主語が2、3人称の場合は
話している人からの「〜しなきゃ」(must)と
周囲の状況から「〜しなきゃ」(have to)という違いになります。
つまり、
You must do your homework if you want to receive a good grade.
(先生から生徒へ) いい成績とりたきゃ宿題しなさい
You have to do your homework if you want to receive a good grade.
(大学進学を目標にしていて) いい成績をとらなきゃいけないなら宿題をしなさい
なんとなくニュアンスは伝わりましたか?
もう少し簡単な例文も見てみましょう。
① You must keep awake.
② You have to keep awake.
① は授業中に先生(話している人)が
「起きていなさい!(寝るな!)」と言っているのに対して
② は全校集会なんかで校長先生が話している時に
「(後ろで体育の先生見てるから) 起きてなきゃ!(寝ちゃダメだよ!)」という感じになりますね。
なんとなくで区別せず使われるこのような表現はたくさんありますが、
今回の内容は比較的よく使う表現になってきます。
そういう頻出表現はきっちり違いを分けておくようにしましょう。
では、またでーす!