【前置詞】on についてだけ書きました!

こんにちは、Togoです。
暖かくなってくると植物屋さんに行きたくなるという願望がモーレツに強まりますね。
さて、以前に in だけを取り上げた前置詞シリーズ。
今回は on についてだけ見ていきます。
「上に乗っかっている」というのが基本イメージになってきますがそこからの展開も見ていきます。
では、いってみましょう。
前置詞の勉強法
前回の in の回でもお話ししましたが、
前置詞の勉強をするにあたって絶対に避けておきたいことは「意味の丸暗記」でしたね。
1枚だけの絵でイメージするというのもひとつではありますが、1枚の絵で意味の全てを表現するというのはかなり厳しいものでもあります。
なので、絵などを使ってもいいのでまずは核となるイメージをおさえた上で、
そこからの広がりも考えておくとより自然に使いこなせるようになっていきますよーということでした。
今回も丸暗記は当然避けて、
核となるイメージをおさえた上でそこからの広がりを考えていきましょう。
on の核イメージとそこからの広がり
まずは核イメージから。
in は「囲まれている感じ」だったのに対して、
on は「乗っかってる感じ」になります。「くっついている感じ」「接触」というイメージでもいいでしょうね。
in は3次元的だったのに対して on は2次元的にイメージするとしやすいです。
on the table
と聞けば、テーブルの表面に「接触」している、「乗って」いる、「置いて」あるといった感じです。
これが核イメージで、in との違いは内部的ではなく、表面的。
ここまではオッケーですね。
核イメージをおさえたので、そこからの広がりを考えていきましょう。
では核からの展開です。
広がり方はこんな感じ。
接触(表面と線)の on
支える on
方向の on
関連の on
進行と継続の on
スイッチの on
時間の on
なんだかたくさんあってややこしいですね。
これだけ見るとなんのこっちゃって感じです。
ただ、例文を見るとまあ確かにそういうことか、とはわかると思います。
あくまでもこれらを丸暗記してほしいわけではありません。
こんなニュアンスでも on が使えるんだ!ただただ上に乗っかってる場面だけで使う前置詞ではないんだ!
ということがわかればOKです。
ブログ記事で書かれている内容を丸暗記するなんてそもそもきついですからね。
これまでもこの場だけで解決していただこうとは思っておりません。
あくまでも自己学習を進めていく上でのヒントを与えられればな、という感じで書いております。
では、それぞれの内容に入っていきましょう。
接触(表面と線)の on
これは先ほどの核イメージにかなり近いところではないでしょうか。
Where is my glass?
It’s on the table.
僕のコップどこ?
机の上だよ
これはまず「乗っかっている」というところに限りなく近いですが、ここまであからさまに物理的じゃなくても使われます。
He wrote some sentences on a paper.
彼は紙にいくつかの文章を書いた
どこか「乗っかった」というイメージが根底にありますよね。
さらに「接触」という点から考えると、ぶら下がるパターンでも使えます。
The beautiful picture is hanging on the wall.
美しい絵が壁にかかっている
There is a mosquito on the ceiling.
天井に蚊がいる
接触であれば上でも下でも横でも使えるということです。
ここまでは表面との接触でしたが、線上の接触でもありです。
Niagara Falls is on the boarder between the US and Canada.
ナイアガラの滝はアメリカとカナダの国境線上にある
まずは、「乗っかっている」という核からの
「接触(表面と線)」はイメージ出来ましたか?
この内容は比較的使われることが多いのでやや多めに書いておきました。
おつぎです。
支える on
He was on his knees looking for the coin.
彼はコインをひざまづいて探した
This novel is based on fact.
この小説は事実に基づいている
身体を支えるという意味でも、内容が基づいている、つまり、支えているというニュアンスでも使われます。
方向の on
I will put on a hat tomorrow.
明日はハットをかぶっていくつもりです
この方向のonをわかりやすくイメージするとなると、wear と put on の違いを考えると少しシンプルに整理できそうです。
He was wearing a coat.
彼はコートを着ていた
He put on a coat.
彼はコートを着た
この2文でみると状態を表す wear と動作を表す put on になります。
動作はすなわち方向というイメージになりますね。
Come on!
の on も方向の on ですよね。
「訪問する」の call on も方向を表現しています。
I called on Oak at his office.
私は事務所にオークを訪ねた
関連の on
They were talking on an important issue in the meeting room.
彼らは重要な問題について会議室で話していた
〜について話す
となると about を使いたくなりますよね。
シカゴで出会った友人の Oak は獣医さんでした。よく買っているリクガメの話をしてくれました。
それに関連した例文を考えてみると、
Oak often spoke about tortoise.
オークはよくリクガメの話をした
これは単にリクガメにまつわる(関連した)話をした、ということになります。
一方でこれが on になると核となっている「接触」のニュアンスが入ってきます。
Oak gave a lecture on tortoise.
オークはリクガメに関する講義を行った
やんわりと関連した話をした場合の about と
直接的で少し踏み込んだ、堅い感じの内容の話をした場合の on の違いになります。
なので論文などの学術的な場面では on が使われます。
進行と継続の on
The house was on fire.
その家は燃えていた
Keep watch on him!
彼を見張っておいて!
Please keep on your work.
作業を続けてください
継続している、続いている、という点で「接触」の核イメージからそう遠くはないですかね。
でも物理的な接触とも少しニュアンスが異なります。要はこれが展開しているってことですね。
スイッチの on
The TV is on.
テレビがついている
ONとOFFのONだって一応 on ですからね。
家電などの電流を想像してみたら
繋がっている→接触していいる
ともイメージ出来ますが、まあこの on off に関してはわざわざ学ぶことではないかもですね。
時間の on
We play baseball on Sundays.
私たちは毎週日曜日に野球をする
everyを使う場合は
We play baseball every Sunday.
になりますね。
時間に関する on は日付においての場面で使われます。
on March 7th
on Sunday
on the weekend
って感じ。
時間や場所を表す前置詞はまた後日ご紹介します。
紹介して覚えてたらまたこちらに記事を載せておきます。覚えてたら。
ということで、様々な on の使われ方を見てきました。
支えるも方向も関連も、全て「接触」の核イメージからの展開として考えておくと理解しやすくないですか?
学習の中で on を見かけたら、核イメージの「接触」からどう展開されて使われているのかを少し考えてみてもいいと思います。
そういう目線で文章を見て日々勉強していくと、感覚的に使える様になってきます。
これからも前置詞いろいろ取り上げてみます。
では、またでーす!