【番外編】子供の英語教育を考えてみる! Part 2

Paris / France

 

 

こんにちは、Togoです。

 

 

ダッシュ村とダッシュ島のこれまでを全てまとめた総集編をDVDで出してくれないかとずっと待ち望んでいます。DVD何枚になってでも欲しい。

 

 

さて、前回子供の英語教育について考えるという内容で記事を書きました。

 

 

街中でチョコをもらうためにお母さんから One more please. と言わされて(?)いる女の子を見たことをきっかけに、自分の子供にはどんな風に英語を学ばせるかな、と考えたからです。

 

個人的な考えとしては、大人になった時にどうなっているかが大事で、親が気にかける英語教育のゴールとしては

高校生くらいで簡単な会話がストレスなく出来たら十分だろうな、というところまでお話しました。

 

今回はその続き。

そのためにはどう向かうのがいいかです。

 

あくまでも子供教育の経験に基づいたものではなく、自分の英語学習の経験から、こうしたらいいかなーという、いわば妄想です。

 

では、続きいってみましょう。

 

 

子供って英語をどう思ってるんですかね?

 

めちゃくちゃ可愛い甥っ子がいるんですが、動物が大好きで知っている動物の名前ほとんどの英語名が言えてしまいます(めっちゃかわいくて天才なんです)。

 

ここで疑問が。

彼にとって「英語」ってなんだと思っているんだろう?ってこと。

海外という認識もおそらくなければ、外国人にもほぼ会ったことはないはずです。

日本語以外の世界を知らない子にとって「英語」ってどういう位置づけとして脳内にあるんでしょう。

日本語でもなければ音楽でもないわけですよね。

 

その答えは分かりませんが、ただ、甥っ子を見ていていいなあと思うのは、

カバ(Hippopotamus)って英語で何ていう?と聞くと、

ヒポポタマシュ!!とめっちゃニコニコしながら言うんです(かわいい)。

 

素直に「すげーな!」と褒めるんですが、見ている限り彼にとって英語は「喋ると周りが驚きながら褒めてくれるもの」という位置づけなのかもしれません。

それを言うことでチョコがもらえるわけでもありません。

ただ、彼のヒポポタマシュ!!には明らかに「楽しさ」が含まれています。

それはすれ違った女の子の One more please. にはなかった気がします。

 

 

好きこそものの上手なれ!

 

幼少期の「記憶」や「イメージ」というものはやはり就学後の成長速度にも関わってくる気がしています。

つまり、英語学習が「苦痛を伴うもの」という認識が植え付けられていないかどうかは成長速度に関わってきそうです。

 

私が英語の勉強を本格的に始めたのは25歳でした。

もちろん中高大で授業は受けていましたし、大学受験の際は必死になって勉強しました。

ただ、本気で海外を意識して取り組んだのはその頃です。

 

そこで私が英語を継続する原動力になったのは

・英語がシンプルに面白いと思えたこと

・海外に出て外国の方々と会話している自分を想像したらワクワクできたこと

・海外で医療や写真を学べる可能性に近づいていることに期待している自分がいたこと

この辺が大きかったです。

(一番はインド人との口喧嘩に勝つため)

 

単語が記憶に定着するたびに、英語が少し聞き取れるようになるたびに、楽しかったりワクワクしていたんですね。

これはインドの旅がきっかけで得たものでしたが、もっと早くに気づければな、という気もしています。

とにかく重要だったのは、「好き」や「楽しい」という感情でした。

続けられたのはよかったものの、私の経験から考えるポイントはそれに気付いたのが「25歳」だったというところ。

 

ゴールを高校生あたりに設定して「楽しい」が継続させる。自分のきっかけは25歳だった。

少しずつ輪郭が見えてきました。

 

 

現時点での理想は?

 

ではその輪郭をクリアにしていきます。

現在の私だったらこう教育していくかな、という考えです。

 

まずゴールは高校生あたりなので幼少期に「英会話」を詰め込む作業はしなくて良さそうです。

そんなに焦らなくてもまあ中学あたりでしっかりやってもらえればいいでしょう。

ちょっとした挨拶程度の練習は遊び感覚で取り入れてもいいかもしれません。

 

継続させてあげるためにはやはり「楽しい」は必要そうです。子供に何かをさせるには何だってそうなはずです。

小児リハビリも経験がありますが、どうしたって「遊び」を織り交ぜます。

 

ということは就学前(幼稚園、保育園)〜小学校低学年くらいは遊びに英語を入れる、英語で遊ぶ、このあたりは効果がありそうですかね。

そうなるとやはり歌やダンスが強そう。それで会話ができるようにならなくてもいいんです。

リズムに合わせれば曜日やアルファベットが言えるだけでも十分すごいじゃないですか。

 

大人になってからタイ語のアルファベットと発音全部覚えるってなったらまあまあしんどいんです。

英語のアルファベットを小さい頃に歌って踊っているうちに身についていたらもう大満足ですよ。

となるとアメリカの子供教育で使われる歌や踊りを聞かせてやらせてあげるのは良さそうですよね。

 

幸せなら手を叩こうの英語バージョンとか普通に楽しいですよ。一緒にやりたいもん。

 

 

 

せっかくなので発音練習という位置づけも持っておきます。

これに関しては子供は耳がいいので聞いた音そのまま真似するだけでいいと思っています。

当然意味など分からなくてオッケー。音を作り出すのは筋肉なので、真似してそこの筋肉を使う練習だけさせるかな、と。

 

幼少期はこうして英語というものを身近に置いておく、触れ続けさせるということは良さそうです。

楽しそうじゃなかったら方法を変えてあげるのも重要。

とにかく耳から入ってくる機会を作って、真似をさせて音を出させてみる。それが何なのかはよく分からないけど、とりあえずなんか楽しい。

本人にとってはそんな環境を作ってあげれたら十分ですかね。

 

就学後は授業で英語に触れる機会が増えてきます。そこでの学び方は先生や友達といった環境にも左右されそうですが、私が先ほど話した「25歳」という点。

ここがね、個人的にはもう少し早く気付いておきたかった、と思うわけです。

 

社会人3年目にしての初海外旅行がきっかけになったわけで、このきっかけは可能であれば大学時代に済ませておきたかったかなー、というのが経験談です。

つまり、高校卒業〜大学在学中くらい(要は20歳前後)での海外経験は欲しいところかな、と。

 

そうなると出来れば1年間のホームステイが理想です。

ここでする海外経験には狙いがあって、

・日本以外の土地に「住む」経験をすること

・母国語以外でコミュニケーションをとることの大変さと楽しさを知ること

・異文化を経験しておくこと

・もちろん語学力向上も

 

大学卒業が一年遅れてでも行く価値は絶対的にあると思っています。

それが厳しければ大学での夏休みや春休みを丸々アジア圏を旅させるとか。

ホームステイではなく旅をさせるでも良しと思っているのは、英語はあくまでも道具なので英語を学ぶ以外の「経験」こそ重要視した方がいいと思っているから。

 

シカゴでの留学経験でも、授業よりもいろんな国の友人と飲んだり、リグレーフィールドでカブスの試合を見たり、ストリートフォトを撮っている最中にホームレスの方に怒鳴られた(その人のこと撮ってないのに…)経験の方が思い出に残っていたりもします。

海外経験という意味では5回のインド経験はやはり大きかった。

 

このあたり経験させてあげられたらもう親としての教育はほぼ終了ですかね。

あとは自分で頑張って!という。

 

今や20歳手前でも大金を稼いでしまう方が多く出てくる時代になってきました。

その頃には今とはさらに違った世界になっているでしょうから、なんとも言えませんが。

 

 

英語に限らず重要だと思うこと

 

子供でも大人でも、人が取り組むきっかけ全てに言えることですが、やっぱり重要なのは「気付いたらしていた」くらいに好きでいられることかなと。

それを続けてお金を稼ぐようになったら責任や不安や恐怖も感じて結果が出るまで取り組むこと。結果が出たらより良いものを作るために続けること。

 

最初はやらされる学習ではなく自分が好きでやるというのが理想であって、子供に対してはその環境を作ってあげる工夫が何よりも重要です。

それが出来たら苦労しないんですが、選択肢を多くは持っていない子供に環境を提供してあげられるのは親だったり周りの大人しかいないんです。

楽しい英語教育の資料を提供してあげることだったり、外国人と触れ合う機会を設けてあげる努力も必要かもしれません。

 

英語すら知らない子は幸せなら手を叩こうの英語バージョンなんて知っているわけもなく、それが楽しいという感情も経験したことがありません。

やっぱり楽しい経験をさせてあげる、楽しいことを教えてあげる。

そして、知ることや学ぶことが楽しいと思わせてあげる。

 

この知的好奇心を賦活させてあげる作業こそが何よりも大切なことだと思っています。

学ぶというのは、何も机に座ってノートに鉛筆で書き書きしているだけではありません。

歌って踊って叫ぶのだって学びです。植物や昆虫に手で触れることも学びだし、走ってド派手に転ぶのだって学びです。

 

そうやっていろんな方法で「出来るようになる」ことや「知らなかったことを知る」楽しさを感じさせてあげられることを一番の目的にしてあげた方がいいかもしれませんね。

 

ということで、子育て経験もない私が子供に向けた英語教育について考えてみたという内容でした。

参考にはならないかもしれませんが、考えるきっかけにでもなれたら嬉しいです。

 

 

では、またでーす!

 

 

Togo
  • Togo
  • 3年間のTOEFL猛勉強後にイリノイ大学での留学を経て帰国後は外国人患者受入れ医療機関でもある急性期総合病院に勤務。
    TOEFL iBT勉強法から、留学経験や英語にまつわる様々な情報を発信しています。

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