【前置詞】場所における at on in の違い!

Chicago / Illinois

 

 

こんにちは、Togoです。

 

 

スマホを変えてウキウキです。新しいカメラ機能を試しまくりたいところです。

 

 

さて、前回、前置詞のカテゴリーとして時における at on in の違いを説明させていただきました。

 

 

この3つの前置詞は「時」だけではなく「場所」でもよく使われます。

しかしその使われ方にはそれぞれの核イメージをベースにちょっとした違いがあります。

 

今回はそんな、「場所」における3つの前置詞の捉え方を見ていきます。

 

では、いってみましょう。

 

 

場所における at on in の違い

 

違いのイメージをつけるためにまずは例から提示してみます。

伝えたいニュアンスによって変わることもありますので、まずはあくまでもイメージするための例として考えてください。

 

at the station

on the corner

in the room

 

核イメージからのおさらいですが、

at は「点」

on は「面」

in は「箱」

 

この感覚は変わらず持っておいていいでしょう。

 

もう少し現実的なイメージに落とし込んでみると、

at は「住所、特定の場所」

on は「通り」

in は「町・市・州・国」

 

こんなニュアンスになります。

 

まずは基本的なイメージをつけたところで、それぞれの使われ方によるイメージやニュアンスの捉え方も見ていきましょう。

 

 

at on in によるニュアンスの差

 

at と in の差

 

まず「点」として説明した at ですが、厳密に言うと点ではないのは明らかです。

at the station でも、駅は点ではなくて確実に面積のあるものですからね。

ただ、会話の中で駅が「点」として扱われる場合は at が使われるわけですね。

つまり、その場所の広さ(狭いか広いか)によって at か in かが使い分けられるわけではないということです。

 

「箱」として説明した in に関しても、「包まれている感じ」のイメージを持つと会話の中でただの地点として扱われているわけではなく、周りの状況も含めて扱われているとそこに意味が生まれてきます。

 

Oak is at the cafe.

Oak is in the cafe.

どちらも「オークはカフェにいる」になるわけなんですが、

at the cafe だとカフェを「点」として捉えているわけです。地図上で「カフェ」として示されるイメージになるので、店内か店外かははっきりしません。

しかし、in the cafe だと「内部」のニュアンスが入ってくるわけなので、「カフェの中」にいることになります。

 

土地で考えてみてもニュアンスの違いが出てきます。

I arrived at Chicago.

I arrived in Chicago.

どちらも「シカゴに到着した」という意味で、文法的にもどちらも間違いではありません。

ただニュアンスとして若干の差が出てきて、

地図上でただ単に「シカゴに着いた」という at と、

シカゴという「街並み」含めて「シカゴに着いた」という in の違いです。

 

傾向として狭い場所には at が、広い場所には in が使われやすいのは確かですが、それはそれぞれの前置詞の核イメージが背景にあります。

in の方が「囲まれている感じ」のニュアンスが強いので広い場所で使われやすいってことですね。

 

ここまでを少し整理すると、

地図上でただ「点」として扱われる場所を示す際は at

街並みを含めてその土地をイメージする際は in が使われる

ということになってきます。

 

 

on と in の差

 

では on はどうなってくるのか。

例文から見てみましょう。

 

He is lying on the bed.

He is lying in the bed.

どちらにしても彼はベッドの上に寝転んでいるわけなんですが、

on the bed だとただ単に寝っ転がっているだけ。

in the bed だとお布団にくるまって横になっているニュアンスが出てきます。

 

こうして見ても核イメージがベースになってきて、

on の核イメージとしてあった「接触」のニュアンスが入ってくるわけです。

 

There is a phone on the snow.

There is a phone in the snow.

on the snow だと雪の「上」に携帯があるニュアンスになりますが、

in the snow だと雪の中に埋れていて一部が顔を出している感覚になります。

 

 

この違い。

on the streetin the street はまた少し特殊です。

一部では

on the street はアメリカ英語

in the street はイギリス英語

と言われることもありますし、on the street は路上生活者をイメージすることもあるようです。

意味の違いで言うと

in the street は核イメージ通り「道の中」「道の真ん中」「車道の上」の感覚で、

on the street「歩道の上」「道路脇」の感覚があります。

どちらでも通じますがやはり「内部」のニュアンスの in と、「接触」のニュアンスの on はここでも多少の違いが感じられますね。

 

 

さて、と言うことで場所における at on in の違いを見ていきました。

通じればいいという感覚で大まかに勉強していくことも大切ですが、ここはやはり言語。ちょっとしたニュアンスを感じながら勉強を進めていくことも重要な気がしています。

 

何か例文を見る際には at on in の違いにも注目してみてください。

 

 

では、またでーす!

 

 

 

Togo
  • Togo
  • 3年間のTOEFL猛勉強後にイリノイ大学での留学を経て帰国後は外国人患者受入れ医療機関でもある急性期総合病院に勤務。
    TOEFL iBT勉強法から、留学経験や英語にまつわる様々な情報を発信しています。

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