【英文法】「ほとんどの〜」の表現を整理する!

Shinjuku / Tokyo

 

 

こんにちは、Togoです。

 

 

ドレッシングの適量がいまだにわかりません。

 

 

さて、今回は英文法の表現です。

 

「ほとんどの〜」といえば almost がパッと思いつくと思いますが、その almost についてどのように理解されていますでしょうか?

 

他の表現も含めて一度整理してみましょう。

 

 

ほとんどの〜

 

まず今回見ていく「ほとんどの〜」の表現を出してみます。

 

almost

almost all

most

most of

 

ではそれぞれのニュアンスの違い、使い方の比較をしていきます。

 

 

まず、almost に関しては「ほとんどの」という意味に加え「一歩手前」というイメージをしっかりと持っておきましょう。

 

We are almost there.

あともう少しだ

仕事がもう少しで終わる、つまり「一歩手前」

 

It’s almost five o’clock.

もうすぐ5

この場合は「ほとんど」というよりも5時の「一歩手前」というイメージの方がしっくりきますよね

 

I was almost frozen with cold.

寒さで凍えていた

ほとんど凍った、つまり「凍ってしまう一歩手前」なほどに寒かったわけです。

 

almost が「一歩手前」というニュアンスであることをおさえて、次に almost all はなんなのでしょうか。

 

よく見られるケースとして

「ほとんどの人」という日本語の訳し方にミスが出ることがあります。

この場合、

almost people 

としてしまうのは文法的に間違いになってしまいます。

 

先ほども話しましたが、almost は「一歩手前」なので people の一歩手前、つまり「ヒトの一歩手前」みたいなことになってしまいます。

 

まあ会話でネイティブに話していれば大まかに理解はしてもらえるでしょうが、TOEFLなどで文法的なミスもちゃんとチェックされる際は十分に注意が必要です。

 

ここは文法的にも抑えておきたいところで、あまりピンと来ないかもしれませんが almost というのは「副詞」なので、副詞は名詞を修飾することが出来ません

名詞を修飾するのは「形容詞」でしたね。

そうなると

almost all people

のように、形容詞の all をつけると「ほとんどの人」という意味に出来ます。

 

all people 「すべての人」の almost 「一歩手前」

で「ほとんどの人」

 

ここまでを一旦整理すると、

almost は「一歩手前」

副詞なので名詞を修飾することが出来ない

ほとんどの〜(名詞)としたい場合は almost all 〜(名詞)とする

 

では後半戦。

 

most  most of

です。

 

まず most は almost all と同じような使われ方をする。

とイメージしておきましょう。

most people 

most students 

most children 

のように、名詞を修飾出来ます。

 

じゃあどっちも一緒?ってことになるのですが、

almost all  most の違いは「ほとんど」の割合です

almost は「一歩手前」でした。

つまり、almost all のほうが most よりも「ほとんど」として占める割合が大きくなります。

 

割合からニュアンスを並べてみると

half → 50%

more than half → 60%くらい

most → 8090%

almost all → 90%以上

こんな感じで並ぶとイメージしやすいですかね。

 

そして最後にもうひとつ、聞いたことがあってなんとなく違いがイメージつかない most of です。

most of の場合は、そのうしろに特定のくくりがきます。

 

どんな時に使えるかというと、

一般的に〜のほとんどは〜だ。のときは most

特定の〜のほとんどは〜だ。のときは most of

これだけだと、どゆこと?ってなると思いますので例文で考えてみますね。

 

Most kids like playing outdoors.

ほとんどの子供が外で遊ぶのが好きだ

 

Most of the kids in this class like playing outdoors.

このクラスのほとんどの子供が外で遊ぶのが好きだ

 

Most Japanese think that it is difficult to held the Tokyo Olympics.

ほとんどの日本人が東京オリンピックを開催するのは難しいと思っている

 

Most of the citizens in Tokyo think it is difficult to held the Tokyo Olympics.

東京都民のほとんどが東京オリンピックを開催するのは難しいと思っている

 

どちらも一つ目の most 〜 は「子供」や「日本人」という一般論の中の「ほとんど」としているのに対して

二つ目の most of 〜 はその中である特定のくくり(このクラスの、東京都民の)のうちの「ほとんど」としています。

 

つまり、

most 名詞

most of the 特定のくくり

この形が基本形になります。

 

ちなみに、特定のくくりとして代名詞もくることが出来ます。

most of them

most of us

などなど。

 

これも一つ記憶の片隅に置いといてください。

ということで、「ほとんどの〜」について整理する回でした。

 

 

では、またでーす!

 

 

Togo
  • Togo
  • 3年間のTOEFL猛勉強後にイリノイ大学での留学を経て帰国後は外国人患者受入れ医療機関でもある急性期総合病院に勤務。
    TOEFL iBT勉強法から、留学経験や英語にまつわる様々な情報を発信しています。

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